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「量感」を持つための方法【数字に強いロジカルパーソンになる授業】vol.477 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━こんにちは。 ビジネス数学教育家の深沢真太郎です。 今日も皆様のスキルアップや業績向上のヒントをお届けします! 数学的な人材を育成する教育、ぜひご注目ください。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ vol.477 「量感」を持つための方法 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ※「1日・1分間・1エッセンス」がコンセプトのメールセミナーです ※止むを得ない事情で配信されない日がある可能性があります(ご了承ください) こんにちは。 ビジネス数学教育家の深沢真太郎です。 最新動画を公開しました。 ボストンコンサルティンググループ様よりご献本いただきました。ぜひとも! 【推薦】BCGが読む経営の論点2024(ビジネス数学教育家の選書) https://youtu.be/nsXJofRPZhI?si=ayNcxb822TQDRfDC
==================== 以前、算数・数学教育で活躍している方に「大事にしていること」をお尋ねしたところ、次のワードが返ってきました。 「量感」 ああ、なるほどなぁと思いました。大事なことですよね。 「量感」とは文字通り、量に対する感覚のことです。 感覚ですから、ある意味ではセンスと呼ばれるものに近い概念かと思います。 基本的なところから理解しましょう。 「2」は「1」より大きい。当たり前のことです。 こここで重要なのは、これは感覚というより知識であるということです。 まさか生まれてすぐに「2」よりも「1」が大きいと感じ取れる天才はほんのわずかではないでしょうか。 教育機関においてしっかり知識として教えてもらったからこそ、「2」は「1」より大きいと認識できるのです。 では次の問いについて考えてみてください。 ----------- Q 時速20kmって、どんな速さ? ----------- おそらく多くの人が“人間が備えているスピード”と比較するのではないでしょうか。歩くスピードは時速3km程度か?ならば走るスピードは時 速10km程度か?ならば時速20kmとはその倍のスピードであり、普通の人では体現できないスピードか?例えば車が路地を走る時のスピードのイメージか?・・・・・・ いかがでしょう。私たちはこのようにして言語化していくと思われますが、これが感覚というものの正体です。具体的には、次の2つです。 ①量に対する知識が必要 ②比較することが必要 「量感」の正体は、この2つなのです。私たちビジネスパーソンにも、量感が必要な時があります。 「今年よりも営業利益を20%アップさせる」 「従業員数を1名減らした上で、業務効率を10%アップさせる」 「市場シェアを10%獲得する」 私たちはこれらに「できそう」「無理そう」などと意味づけをしていきますが、その根底にあるのが量感です。量感を身につけるために必要なことは先ほどの2つしかありません。おそらく②は誰でもできる動作でしょう。つまり差がつくのは①ということになります。 あなたが仕事で扱う数字をどれだけ知っているか。シンプルですが、ここで決まるのです。知っておくべき数字はしっかり「知識」として持っておくことを勧めます。 ----------- 昨年、国内で行われた結婚式の数は5000万件ありました。 ----------- 誰でも違和感を持つはずですが、なぜ違和感を持てるかというと日本の人口がおよそ1.2億人だと知っているからです。知識。知識。知識。知識のない人に、感覚は備わりません。 ではまた次回。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 読者特典 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ※メールセミナーのサンプルはここまで ※読者限定で視聴できる動画セミナーと弊社の概要説明ダウンロードURLを掲載しています